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積立NISAの銘柄どれがいい?初心者が失敗しない選び方を経験者が解説

「積立NISAを始めたいけど、銘柄が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」

そんな悩みを抱えていませんか。

つみたて投資枠の対象商品は2026年1月時点で347本もあります。初めての投資で、この中から自分に合った1本を見つけるのは正直ハードルが高いですよね。

筆者自身、NISAを5年運用してきましたが、最初の銘柄選びには本当に苦労しました。

この記事では、5年間の運用経験をもとに「銘柄選びで失敗しない3つの基準」と「初心者におすすめの銘柄タイプ」をわかりやすく解説します。

読み終えるころには、自信を持って銘柄を選べるようになっているはずです。

なお、新NISAのつみたて投資枠は年間120万円まで投資できます。非課税保有限度額は成長投資枠と合わせて1,800万円で、非課税期間は無期限です。

新NISAのつみたて投資枠:年間120万円、非課税保有限度額:1,800万円(総枠)、非課税保有期間:無期限

参照:NISAを知る|金融庁

※NISAの口座開設がまだの方は、先にこちらの記事をご覧ください。

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※本記事は筆者の運用経験に基づく個人的な見解であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

目次

積立NISAの銘柄選びで失敗しない3つの基準

積立NISAの銘柄選びでは「信託報酬」「ファンドの種類」「純資産総額」の3つを押さえれば、大きな失敗は避けられます。

逆に言えば、この3つを知らずに選ぶと、同じような投資先なのにコストだけ高い銘柄を買ってしまうリスクがあるのです。

ここからは、それぞれの基準を具体的に解説していきます。

基準1:信託報酬(運用コスト)が低いかチェックする

銘柄選びで最初に見るべきは、信託報酬です。

信託報酬とは、投資信託を持っている間ずっとかかる運用管理費用のこと。年率0.1%と0.5%では小さな差に見えますが、長期運用では大きな違いになります。

たとえば毎月3万円を20年間積み立てた場合、年率5%で運用できたとすると、信託報酬0.1%と0.5%で最終的に数十万円もの差が生まれます。

正直に言うと、投資を始めた当初は信託報酬をほとんど気にしていませんでした。「どれも似たようなもの」と思っていたのです。しかし5年経った今、コストの差がじわじわと運用成績に影響しているのを実感しています。これから始める方は、ぜひ最初から意識してほしいポイントです。

つみたて投資枠の対象商品は、金融庁の基準で信託報酬に上限が設けられています。その中でもインデックスファンドなら年率0.1%台のものが多数あるので、0.2%以下を目安に選ぶとよいでしょう。

基準2:インデックスファンドを選ぶ

初心者にはインデックスファンドがおすすめです。

インデックスファンドとは、日経平均やS&P500などの株価指数に連動する投資信託のこと。対してアクティブファンドは、運用のプロが独自の判断で銘柄を選び、指数を上回る成績を目指します。

一見するとアクティブファンドのほうが魅力的に思えますよね。しかし実際には、長期的にインデックスファンドを上回り続けるアクティブファンドはごく一部です。

さらにアクティブファンドは信託報酬が高い傾向にあります。コストを抑えながら市場全体の成長を取り込めるインデックスファンドは、初心者にとって合理的な選択肢と言えるでしょう。

筆者もインデックスファンドを選びました。理由はシンプルで「自分には個別の銘柄を分析する知識がなかった」からです。市場全体に乗っかる方が、素人にはリスクが低いと判断しました。5年経った今でも、その選択は間違っていなかったと感じています。

基準3:純資産総額が大きいファンドを選ぶ

3つめの基準は、純資産総額の大きさです。

純資産総額とは、そのファンドに集まっているお金の総額のこと。「多くの投資家から選ばれている」という信頼の指標になります。

純資産総額が大きいファンドには、以下のメリットがあります。

  • 運用が安定しやすい
  • 途中で繰上償還(運用終了)になるリスクが低い
  • 信託報酬の引き下げが期待できる

具体的な目安として、純資産総額が1,000億円を超えているファンドなら安心感があります。少なくとも100億円以上を基準にするとよいでしょう。

初心者におすすめの積立NISA銘柄タイプ5選

ここからは、初心者におすすめの銘柄タイプを5つ紹介します。

結論から言えば、迷ったら全世界株式型が最も無難な選択肢です。1本で世界中に分散投資でき、初心者が最初に選ぶ1本として多くの専門家も推奨しています。

もちろん「これが唯一の正解」ではありません。以下の5タイプを比較して、自分に合ったものを選んでみてください。

全世界株式型(オールカントリー)

全世界株式型は、1本で世界中の株式に分散投資できるタイプです。

  • 特徴:先進国から新興国まで、世界約50カ国・数千銘柄に投資できる
  • 利点:地域の分散が1本で完結するため、組み合わせを考える手間がない
  • 向いている人:「どれを選べばいいかわからない」という初心者

代表的な銘柄には「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」があります。

迷ったらまず全世界株式型を検討するのがよいでしょう。

米国株式型(S&P500連動)

米国株式型は、アメリカの主要企業に集中投資するタイプです。

  • 特徴:S&P500指数に連動し、米国の上位500社に投資できる
  • 利点:過去の実績ではリターンが全世界株式型を上回る傾向がある
  • 向いている人:リターン重視で米国経済の成長を信じる方

代表的な銘柄としては「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が圧倒的な人気を誇ります。

ただし米国1国に集中するため、リスクも全世界型よりやや高くなる点は覚えておきましょう。

先進国株式型

先進国株式型は、日本を除く先進国の株式に投資するタイプです。

  • 特徴:アメリカ、イギリス、フランスなど20カ国以上に分散投資
  • 利点:全世界型から新興国を除いた構成で、やや安定感がある
  • 向いている人:新興国のリスクを避けたいが、日本以外にも広く投資したい方

代表的な銘柄には「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」があります。

バランス型(株式+債券)

バランス型は、株式と債券を組み合わせて運用するタイプです。

  • 特徴:株式だけでなく、債券やREIT(不動産投資信託)も含めた分散運用
  • 利点:株式100%型より値動きがマイルドで、暴落時の下落幅が抑えられる
  • 向いている人:「投資で大きく損したくない」というリスク重視の方

代表的な銘柄には「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」があります。リターンは株式型よりやや低くなりますが、精神的な安心感を重視するなら有力な選択肢です。

国内株式型(TOPIX連動)

国内株式型は、日本の株式市場全体に投資するタイプです。

  • 特徴:TOPIXや日経平均株価に連動し、日本企業に幅広く投資
  • 利点:為替リスクがないため、円安・円高の影響を受けにくい
  • 向いている人:海外投資に不安がある方のサブ銘柄として

ただし日本1国への集中投資になるため、メインの1本としてはやや物足りません。全世界株式型や米国株式型と組み合わせて使うのがよいでしょう。

5タイプ比較表

タイプ投資対象リスク信託報酬の目安こんな人向け
全世界株式型世界約50カ国0.05〜0.15%迷ったらこれ。1本で完結したい初心者
米国株式型米国上位500社中〜高0.07〜0.10%リターン重視で米国の成長に期待する方
先進国株式型先進国20カ国以上0.08〜0.12%新興国リスクを避けたい方
バランス型株式+債券+REIT低〜中0.10〜0.20%値動きを抑えたいリスク重視の方
国内株式型日本企業0.10〜0.20%為替リスクを避けたい方(サブ向き)

※信託報酬は代表的なインデックスファンドの目安です。実際の数値は各ファンドの目論見書でご確認ください。

5年間NISAを運用してわかった銘柄選びのリアル

ここからは、筆者が5年間NISAを運用してきた中での本音をお伝えします。

教科書的な情報はネットにたくさんあります。でも「実際にやってみてどうだったか」は、経験者にしか語れません。

これから銘柄を選ぶ方の参考になれば幸いです。

最初の銘柄選びは「正解がわからない恐怖」との戦いだった

筆者がNISAを始めたとき、最大のハードルは銘柄選びでした。

「信託報酬って何?」「インデックスとアクティブの違いは?」「全世界と米国、どっちがいいの?」

調べれば調べるほど情報が出てきて、逆に決められなくなったのを覚えています。

何を基準に選べばいいのかまったくわからず、証券口座を開いてから実際に銘柄を決めるまで2週間以上かかりました。今振り返ると、最初から「信託報酬」「インデックスかどうか」「純資産総額」の3つだけに絞って比較していれば、もっと早く決断できたはずです。

完璧な正解を探そうとすると、いつまでも始められません。3つの基準で絞り込んだら、あとは「えいっ」と始めてみることが大切です。

暴落で銘柄を変えたくなった、でも動かなかった理由

運用を続けていれば、必ず暴落に直面する日が来ます。

筆者も運用中に市場が大きく下がった局面がありました。含み損を見て「この銘柄、やめた方がいいんじゃないか」と何度も思いました。

暴落中は本当に不安でした。銘柄を変えようか、いっそ全部売ろうかと迷った日もあります。でも結局、何もしませんでした。理由は「積立投資は下がったときにたくさん買えるのがメリット」という基本に立ち戻ったからです。実際、市場が回復したあとには、暴落中に安く買えた分がリターンを押し上げてくれました。

暴落時にパニックで銘柄を乗り換えると、安く売って高く買い直すことになりかねません。長期運用を前提にしているなら、一時的な下落で銘柄を変える必要はないのです。

「信託報酬の差」は5年経つと実感できるレベルになる

正直に言うと、1〜2年目は信託報酬の差をほとんど感じませんでした。

しかし5年が経つと、コストの差が目に見える形で運用成績に表れてきます。同じ投資対象でも信託報酬が0.1%台と0.5%台では、5年間で数万円の差になることもあるのです。

投資額が大きくなるほど、この差は広がっていきます。

5年運用して一番感じたのは「コストは確実にリターンを削る」ということです。相場の上下は自分ではコントロールできません。でも信託報酬だけは、自分で選べる数少ない要素です。今から始める方には「迷ったらコストが低いほうを選べ」と伝えたいですね。

初心者がやりがちな銘柄選びの失敗パターン3つ

せっかく積立NISAを始めても、銘柄選びで失敗するともったいないですよね。

ここでは、初心者がやりがちな失敗を3つ紹介します。事前に知っておけば回避できるものばかりです。

ランキング上位だからと中身を確認せず買う

「人気ランキング1位だから安心」と思って、中身を見ずに買うのは危険です。

ランキングは「多くの人が買っている」ことを示すだけ。自分の投資方針に合っているかどうかは別問題です。

たとえばリスクを抑えたい方が、ランキング上位の株式100%型ファンドを買うと、想定以上に値動きが大きくて不安になる可能性があります。

ランキングは「候補を見つけるためのヒント」として活用しましょう。最終的には信託報酬・投資対象・リスクの大きさを自分で確認することが大切です。

銘柄を増やしすぎて管理できなくなる

「分散投資が大事」と聞いて、5本も10本も銘柄を買ってしまう方がいます。

しかし投資信託は、1本の中にすでに数百〜数千の銘柄が含まれています。つまり1本買った時点で、すでに十分な分散投資ができているのです。

銘柄を増やしすぎると、投資対象が重複したり管理が面倒になったりします。初心者なら1〜2本で十分です。

筆者も最初は「たくさん買った方が安全なのでは」と思い、複数の銘柄に手を出しかけました。でも調べてみると、全世界株式型1本の中にすでに数千銘柄が含まれていることを知り、「これ1本でいいんだ」と納得しました。分散投資の本質は「銘柄の数を増やすこと」ではなく「投資先の地域や資産クラスを分けること」なのだと実感しています。

短期の値動きで銘柄をコロコロ変える

「先月は米国株が下がったから全世界に変えよう」「今度は新興国が伸びてるからそっちに…」

このように短期の値動きで銘柄を頻繁に変えるのは、積立NISAでは逆効果です。

銘柄を変更すると、それまで積み立てた分はそのまま残りますが、新たな積立先が変わります。結果的に、中途半端なポートフォリオができあがってしまうのです。

積立NISAは10年、20年の長期運用が前提。短期の値動きに一喜一憂せず、最初に決めた銘柄をコツコツ積み立て続けることが最も大切です。

積立NISAの銘柄に関するよくある質問

つみたて投資枠で買える銘柄は何本ありますか?

2026年1月時点で、つみたて投資枠の対象商品は347本です。金融庁が定めた基準(信託報酬が一定以下、販売手数料ゼロなど)をクリアした投資信託だけが対象になっています。

銘柄は途中で変更できますか?

はい、いつでも変更可能です。ただし、それまで積み立てた分が売却されるわけではありません。新しい銘柄での積立が始まるだけです。頻繁な変更はおすすめしませんが、ライフスタイルやリスク許容度が変わった場合は検討してもよいでしょう。

1つの銘柄だけで大丈夫ですか?

全世界株式型のように、1本で幅広く分散投資できるファンドを選べば、1銘柄でも問題ありません。むしろ初心者は1〜2本に絞ったほうが管理しやすく、投資の全体像を把握しやすいメリットがあります。

結局、銘柄選びに正解はありますか?

万人にとっての正解はありません。大切なのは、自分のリスク許容度と投資目的に合った銘柄を選ぶことです。この記事で紹介した3つの基準(信託報酬・インデックスファンド・純資産総額)を軸にすれば、大きく外すことはないでしょう。

つみたて投資枠対象商品は347本(2026年1月時点)

参照:つみたて投資枠対象商品|金融庁

まとめ

積立NISAの銘柄選びで迷ったら、まずは以下の3つの基準を思い出してください。

  1. 信託報酬(運用コスト)が低いか
  2. インデックスファンドか
  3. 純資産総額が大きいか

この3つで絞り込めば、初心者でも失敗しにくい銘柄が見つかります。

5年間NISAを運用してきて、最初から知っておきたかったことがあります。それは「完璧な銘柄を探す必要はない」ということです。

コストが低いインデックスファンドを選び、あとは淡々と積み立てる。銘柄選びよりも「続けること」のほうがはるかに大切でした。

この記事が、あなたの一歩を後押しできたなら嬉しいです。

※本記事は筆者の運用経験に基づく個人的な見解であり、投資助言ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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